注目テーマ|スムーズフローポンプ コンタミネーション対策はスムーズフローポンプ

液晶ディスプレイやリチウムイオン二次電池などの精密塗工プロセス、自動車ボディなどの塗装プロセス、医薬品・食品などのサニタリープロセスなど、コンタミリスクに十分な注意を払っている製造プロセスでも、しばしば、ポンプが原因のコンタミネーションが発生します。
幸いにも、コンタミネーションが発生したことに気づけば、生産ラインをただちに停止し、ラインの復旧作業を行えば、生産効率の低下とコストがかかるだけで事態は収拾します。

しかし、コンタミネーションの発生に気づかず、市場に出回ってしまった場合、リコールに多大な労力とコストがかかり、万が一、その製品が原因の事故が発生すると、企業のブランド力(信頼性)が失墜してしまうケースもあります。
このような不測の事態を避けるためにも、製造プロセスではコンタミネーションが発生しにくい機器を採用することが望ましいです。

そこでご提案したいのが、コンタミリスク低減に大きく貢献できるスムーズフローポンプです。
当社でポンプ送液時のコンタミネーションに関する検証試験を行いましたので、以下にその試験データをご紹介いたします。

【検証試験1】 超純水での試験

試験概要

超純水をそれぞれの評価ポンプで送液し、ポンプ通過後の超純水中のパーティクル(粒子)数を計測します。
計測対象は、0.2μm以上の粒子。
超純水は循環させず、ワンパスで排水。

試験結果

容積式回転ポンプは、パーティクル数が常時10,000~100,000個以上で推移。
スムーズフローポンプは、パーティクル数が平均100個以下で推移しており、厳格な半導体プロセスでも通用するクリーン度であることが確認できました。

【検証試験2】 UV塗料での試験

試験概要

試験開始前にあらかじめUV塗料中のパーティクル(粒子)数を計測。
次にUV塗料をそれぞれの評価ポンプで送液し、ポンプ通過後のUV塗料中のパーティクル(粒子)数を計測。
ポンプ通過前とポンプ通過後のパーティクル(粒子)数を比較。
計測対象は、0.2μm以上の粒子。
UV塗料は循環させず、ワンパスで排水。

試験結果

容積式回転ポンプのポンプ通過前から通過後のパーティクル数が100倍増えているのに対し、スムーズフローポンプの増加率はわずか3倍程度と、こちらの試験結果でもスムーズフローポンプのクリーン度が確認できました。

評価ポンプ ポンプ通過前のパーティクル数 ポンプ通過後のパーティクル数
スムーズフローポンプ 300個 1,000個
他社製容積式回転ポンプ 200個 20,000個

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