用語集

マイクロリアクター

マイクロリアクターとは、「マイクロ空間を反応場とする反応装置」のことです。

反応場以外の流路・駆動装置は大きくてもかまいません。

化学反応の効率は、分子と分子の衝突頻度と系に与えられたエネルギーで決まります。

マイクロ空間では、分子や熱の移動距離が短いため、分子の衝突頻度の増加と速やかな熱の移動が可能です。

そのため、高速混合、高速熱交換、高速拡散、フロー精密制御などが可能です。

反応の選択性と収率が向上し、また、通常スケールでは暴走して危険であるため実現できなかったプロセスを行うことができます。

マイクロ空間中での分子の拡散を考えると、おおむね流路(反応場の)幅100μm という数値が分子拡散の効果を有効に引き出すための寸法の目安となります。

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