注目テーマ｜スムーズフローポンプ移送液への異物混入を防ぐには

移送液に異物が混入すると、製品品質に影響が生じるだけでなく、生産ラインの停止や検査、不良ロットの回収などが必要となり、生産性の低下の原因になります。
異物混入は、外部からの混入など様々な原因がありますが、実はポンプが発生源となっていることも少なくありません。

ポンプ起因による異物混入

ケーシングの内側に固定子があり、固定子と回転子が摩耗し液に混入（回転式ポンプ）

ポンプの接液部に回転部・摺動部があると、部品が摩耗して液に混入するおそれがあります。

摩耗しにくい材質を選ぶことと、万が一混入した場合に検出できるようにしておくことでリスクを軽減できますが、どちらも本質的な解決とはいえません。

モータの軸がポンプ部に貫通する箇所に軸封部軸封部の隙間に洗い残しがたまる

ポンプ内部に狭い隙間があったり、汚れが付着しやすい材質の場合、洗浄が不十分になりやすく、カビや菌が発生する原因になることがあります。
なかでも軸封部の洗浄は困難で、特にポンプを分解せず洗浄するCIP（定置洗浄）の場合は、洗い残しが懸念されます。

異物混入なし
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摩耗による異物混入を防ぐための一番シンプルな解決策は、本質的に摩耗しにくいポンプ、すなわち摺動部がないポンプを選ぶことです。
スムーズフローポンプは、接液部に摺動する部品がないため、摩耗粉が移送液に混入する心配がありません。

スムーズフローポンプは軸封部のような狭い隙間がないため、洗浄性にすぐれています。液替えを行う用途でもクロスコンタミのリスクを最小化できます。
食品原料や医薬品などの移送にも安心してお使い頂けます。

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