製鉄所内で高温の硝フッ酸を移送する。
従来、PFAライニングのポンプを使用していたが、以下の問題があった。
- 温度変化や圧力変化によりライニングが剥がれたり、ピンホールが開いたりして、そこからポンプが腐食して液が漏れる。
- メカニカルシールの構造が複雑で調整に手間がかかるうえ、スラリー滞留による摩耗・液漏れもたびたび発生し、メンテナンスの負担が大きかった。
移送ポンプを樹脂製スラリーポンプMUNSCH(PVDFタイプ)に置き換えた。
- 無垢のPVDF樹脂を使用した厚肉一体成形のインペラを使用しているため、ピンホールや剥がれなどの心配がなくなった。
- スラリー液に適したメカニカルシールで、液漏れなどのトラブルが解消した。