注目テーマ|ソレノイド駆動定量ポンプ 次亜塩素酸ナトリウム注入用ポンプの制御方法

揚水ポンプとの連動による《インターロック制御》

塩素殺菌の最も基本的な方法で、揚水ポンプに連動して定量ポンプを運転させます。
原水量・水質が一定の場合の殺菌処理に適しています。

残留塩素計の上下限信号による《ON-OFF制御》

二次殺菌によく採用される方式で、残留塩素計の値が設定値より低い場合のみ、定量ポンプを運転させます。
主に受水槽内の循環や配水池からの送水、高架水槽からの配水過程での殺菌処理に適しています。
またプールや浴槽水の殺菌にも適しています。

残留塩素計による《多段時分割制御》

一定周期の間に、定量ポンプを運転する時間を制御します。
測定値が目標値を大きく下回った場合は長い時間定量ポンプを運転させ、目標値に近い場合は短時間だけ運転させます。
受水槽やプール、浴槽などの水槽内の水の殺菌に使用できます。

流量計による《流量比例制御》

流量計によって原水量を測定し、その値により定量ポンプを比例制御します。
水質変化が少なく、かつ、原水流量が変動する場合などに適しています。

残留塩素計による《フィードバック比例制御》

次亜注入後の残留塩素濃度が設定値になるよう注入量を制御します。
原水流量の変動がなく、水質変動がある場合に適しています。

流量計・残留塩素計による《カスケード制御》

流量計からの信号と残留塩素の信号を結合させ、残留塩素濃度が適正値を維持するよう定量ポンプを制御する方式で、流量比例制御とフィードバック比例制御の2つの方式を組み合わせたものです。
原水量・水質ともに変動がある場合に適しています。