注目テーマ|定量ポンプアクセサリー サイホン止めチャッキ弁とは

サイホン止めチャッキ弁は、オーバーフィード現象サイホン現象を防止するだけではなく、主配管から液体が噴き出すのを防ぐ逆止弁機能があります。

サイホン止めチャッキ弁の役割

役割(1)

慣性抵抗によるオーバーフィード現象を防止する役割

役割(2)

サイホン現象により流れ出る液体を押さえて止める働き

役割(3)

メンテナンスなどで、ホースを外した時に主配管から液体が噴き出すのを防ぐ役割

動作原理

※種類により構造は異なります。

(1)ポンプの吸込時

圧縮コイルばねの圧力で弁(ポペット弁やダイヤフラムなど)を押さえつけているので液が流れません。

 

(2)ポンプの吐出時

ポンプの吐出圧力が圧縮コイルばねの圧力より上回り、弁が開いて液が流れます。

  

次亜塩素酸ナトリウム注入時の注入点の詰まりを防止

微量注入になると注入口が小さいため、主配管を流れる原水中のカルシウムと次亜塩素酸ナトリウムが反応・結晶化し、注入点が詰まってしまいます。
タクミナの「逆止キャップ付サイホンチャッキ弁(塩素殺菌用注入弁SC1)」は、非注入時、逆止キャップが閉じ、注入点での原水の逆流・結晶化を防止します。
注入弁の詰まりをなくし、次亜塩素酸ナトリウムの注入不良を解消することができます。