用途・事例ポンプの見直しで薬液消費量を削減

液の種類
プロセス・用途
業界・分野
課題・テーマ

ユーザー

地方自治体(下水処理場)様

お客様の課題・要望

下水処理場で、放流前の処理水に消毒剤の次亜塩素酸ソーダを注入している。
設備の老朽化にともない、更新を検討していた。
従来使用していたダイヤフラムポンプでは、以下の問題があった。

  • 処理水量が少ないときにポンプのストローク長を絞って運転すると、次亜塩素酸ソーダから発生するガスがポンプヘッドに滞留し、ポンプが空打ち状態になる「ガスロック現象」が発生することがある。
  • ガスロックが起こると、エア抜き作業を行うまで注入不良状態になるため、その間の不足分を見越して、次亜塩素酸ソーダの注入量を規定量より多めに設定していた。

タクミナのソリューション

展示会でスムーズフローポンプを知り、お問い合わせいただいた。
営業マンが持参したデモ機で動作をご確認いただき、高い性能を確認できたため、ご採用いただけることとなった。

  • スムーズフローポンプはインバータによる回転数制御なので、低流量時もストローク長は常に100%で、ガスロックが起こりにくい。
  • 注入量の設定を見直し、余剰注入を減らすことで、薬液消費量を10%削減できた。
  • エア抜き作業にかかっていた工数も削減できた。
  • 接液部の構造は従来のダイヤフラムポンプと同じなので、現場のメンテナンス研修も不要でスムーズに移行できた。

フロー

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使用製品