投資家の皆様へ
株主の皆様には日頃より格別のご高配を賜り、ありがたく厚く御礼申しあげます。
当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境等の改善が進む中、緩やかな回復基調となりました。一方で、原材料価格やエネルギー価格の高騰による物価上昇が継続しているほか、米国の政策動向などによる経済環境への影響も懸念され、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような状況の中、当社グループにおいては、国内では、ケミカル業界の設備投資意欲が引き続き旺盛であることに加えて、水処理関連の引き合いも強く、好調に推移しました。一方、海外向けでは、二次電池市場における需要が鈍り、低調な結果となりました。
以上の結果、売上高は111億19百万円(前期比0.9%増)となり、前期に続き過去最高を更新しました。
利益面につきましては、売上構成の変化に伴い限界利益率が上昇したことから、売上総利益は51億90百万円(同3.9%増)と増加しました。また、販売費及び一般管理費は、賃上げの実施や企業活動の活発化等により増加しましたが、売上総利益の増加により吸収することができたため、営業利益は16億3百万円(同1.3%増)、経常利益は16億45百万円(同2.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は12億17百万円(同1.8%増)となり、各利益についても過去最高を更新しました。
株主の皆様におかれましては今後ともより一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
2025年6月