用途・事例厳しい送液条件にポンプのカスタマイズで対応

液の種類
プロセス・用途
業界・分野
課題・テーマ

ユーザー

化学メーカー様

お客様の課題・要望

界面活性剤を製造する新規プラントを計画している。
毎分1Lの過酸化水素水を反応釜に注入するポンプが必要だが、条件が厳しく選定が難航している。

  • プラントの設計方針として、接液部の材質をPTFEに統一することになっている。
  • 注入点の反応釜まで配管距離が180m、高低差が15mあり、計算するとポンプの吐出圧力が0.7MPa必要。
  • 回転式ポンプでは、材質と圧力の両方の条件を満たす機種が見つからない。
  • ダイヤフラムポンプで条件に適合する機種が見つかったが、脈動があるためエアチャンバーの設置が必要。危険な液なので、破損のリスクがあるエアチャンバーは使用したくない。

タクミナのソリューション

お客様からスムーズフローポンプが使えないかお問い合わせをいただき、機種選定を行った。

  • PTFE製のポンプは過去にも多数の納入実績があり、問題なく対応できた。
  • PTFE製ポンプの最高吐出圧力は0.5MPaが標準仕様だったが、弁の設計を見直し、カスタマイズ製作することで、お客様が必要とされる0.7MPaをクリアした。
  • スムーズフローポンプは脈動がないため、エアチャンバーの設置が不要で、安全な送液系を構築できた。

使用製品