用途・事例注入不良を防いで簡易水道の残留塩素濃度を一定に

液の種類
プロセス・用途
業界・分野
課題・テーマ

ユーザー

地方自治体(水道局)様

お客様の課題・要望

山間地域に安全な水道水を供給するため、小規模な浄水施設で湧水をろ過・消毒して配水している。
貯水槽の残留塩素濃度を監視し、ダイヤフラムポンプで次亜塩素酸ナトリウムを注入しているが、以下のような問題が発生していた。

  • 日中の気温上昇時に、次亜塩素酸ナトリウムから発生したガスがポンプ内に溜まる現象(ガスロック)が発生し、注入不良が起きることがある。
  • 浄水施設は無人運転のため、ガスロックにより残留塩素濃度が一定値を下回るとアラームが発信され、その都度職員が駆けつけてエア抜き等の復旧作業を行っている。
  • エア抜きを行うまでは残留塩素濃度が低下し続けるため、対応が遅れると基準値を下回る水が配水されてしまうおそれがある。

タクミナのソリューション

次亜注入用ポンプを、ガスロックに強いダイヤフラムポンプDCLPWシリーズに置き換えた。

  • ポンプヘッドへのガス侵入を防ぐ「エアブロック機構」と、侵入したガスを自動的に排出する「自動エア抜き機構」を備えており、ガスロックが発生しにくい。
  • 注入不良の発生頻度が大幅に低下し、残留塩素濃度が安定したため、職員が現場に駆けつけることがほとんどなくなった。

フロー

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使用製品