用途・事例でんぷん排水の汚泥回収を自前化して外注費を削減

液の種類
プロセス・用途
業界・分野
課題・テーマ

ユーザー

製菓会社様

お客様の課題・要望

揚げ油やでんぷんなどを含む有機排水を、工場敷地内の設備で処理している。
処理前の排水を一時的に貯留するための調整池は本来200m3の容積があるが、汚泥の堆積により徐々に実容積が減少し、調整能力が低下してしまう。
年に4回、ピット清掃業者に依頼してバキュームカーで汚泥を回収してもらっているが、費用負担が大きいため改善を検討している。

  • スカム(水中の固形分が浮上したもの)が水面上で乾燥して土のように堅くなっている。
  • 一般的な水中ポンプでは、沈殿した汚泥や浮上したスカム、泡などを回収できない。
  • ピット清掃業者に年間160万円(40万円×4回)の作業費用を支払っている。

タクミナのソリューション

お問い合わせをいただいてからすぐにお客様を訪問し、現場を確認させていただいた。
ダイナミックバキュームポンプで回収可能と判断し、デモ機を持参。お客様立会いのもとでテストを実施した。

  • 沈殿した汚泥や水中の浮遊物、泡などを短時間で吸い上げることができた。
  • 水面で固まっていたスカムも、長い棒を使って突き崩し、ややほぐした状態にすることで直接回収できた。
  • 日常的な回収作業を社内で行うことで、ピット清掃業者に依頼する頻度を年4回から年2回に減らすことができ、年間80万円の費用削減に成功した。

フロー

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使用製品