負極材（カーボンスラリー）をポンプでビーズミルに供給し、分散を行っている。
従来、回転容積式ポンプを使用しており、以下の問題があった。

• スクリーンレスタイプのビーズミルを使用しているため、少量のビーズが流出することがあり、ポンプ内部にビーズが噛み込んで異常停止したり、ポンプが壊れることがあった。
• 液に含まれる粒子によってポンプの部品がすぐに摩耗し、頻繁に部品交換を行っていた。
• 頻繁に分解洗浄を行う必要があるが、軸封部の洗浄性が悪く困っていた。

電池材料のスラリー移送に実績があるスムーズフローポンプを提案し、ご採用いただいた。

• 使用するビーズ径に合わせてポンプの弁座形状をカスタマイズし、ビーズが流入しても噛み込まないようにした。
• 摺動部がないためスラリーを移送しても摩耗が少なく、部品交換の頻度を下げることができた。
• 軸封部がないため洗浄性が良く、短時間で作業が終わるようになった。

二次電池製造における工程別の実績や強みについて

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