用途・事例ダイコーターの塗工品質を改善 初期性能を長期間持続

液の種類
プロセス・用途
業界・分野
課題・テーマ

ユーザー

電子材料メーカー様

お客様の課題・要望

リチウムイオン電池用の負極剤をダイコーターでシートに塗布する工程。
液の供給には回転容積式ポンプを使用しており、以下の課題があった。

  • 既設ポンプは初期性能こそ申し分ないが、運転時間が長くなるにつれて流量が低下し、脈動も生じる。
  • ダイコーターは全量塗工方式のため、ポンプの送液精度が塗工品質に直結する。
  • 高い送液精度を長期間持続できるポンプを使用したい。

タクミナのソリューション

移送液に含まれる粒子によってポンプの摺動部が摩耗し、性能が低下していると考え、摺動部を持たないスムーズフローポンプを選定。
当社試験施設で実液試験を行った結果、初期性能、長期安定性ともにお客様の要求レベルを達成できたため、ご採用いただいた。

  • スムーズフローポンプは脈動のない精密一定流で液を供給するため、均一な膜厚が得られる。
  • ダイヤフラム方式で摺動部がないため耐摩耗性に優れており、初期性能を長期間維持できる。

フロー

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使用製品