電磁鋼板の表面に被覆剤を塗布するため、4種類の液を混合し、ロールコーターに供給する。
油圧式ダイヤフラムポンプで各液をタンクに移送し、攪拌・混合後、ロールコーターに供給していたが、以下の問題があった。

• タンク内で攪拌ムラによる濃度のばらつきが生じている。
• 作業者が常に攪拌槽内の濃度を監視し、4台のポンプを手動で微調整しなければならない。

ポンプをスムーズフローポンプに置き換え、スタティックミキサー（静止型混合器）を使った混合に変更した。

• 設定した量を連続一定流で正確に送液できるので、高精度かつ均一な混合ができ、濃度が安定した。
• 必要なときに必要な量だけ作れるので、ムダがなくなった。
• 各ポンプの流量を容易にコントロールできるため、濃度変更などの作業効率が向上した。
• 流量を調整する作業員が不要になり、大幅な経費削減ができた。

• スタティックミキサー