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次亜注入量計算

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注入量計算フォーム

1分あたりの注入量(mL/min) = 目標mg/L × 処理水量(m³/h)・60 × 希釈倍率 × 100・NaClO濃度(%) ÷ NaClO(比重)

制御の目標とする残留塩素濃度
最大水量
使用する薬液の有効塩素濃度(%) *市販の次亜塩素酸ナトリウムは12%のものが多いようです。
 
*原液を希釈せず使用する場合は「1」とします。

この値以上で、かつ大きすぎないポンプを選定してください。
  • 12%の次亜塩素酸ナトリウムの比重を1.2として単純計算しています。
  • 低食塩次亜をお使いの場合は、数%比重が軽いため、多少塩素濃度が高くなります。

(注) ポンプ選定のポイント

定量ポンプの吐出量を絞って使うと、ガスロックなどの吐出不良が起きやすくなります。

できる限り100%に近い吐出量(ストローク長調整式では70%以上、ストローク数調整式では50%以上)でお使いください。そのため、必要な注入量よりも大きく、かつできるだけ最大吐出量の小さい機種をご選定ください。

原水量基準

原水量

A m³ (槽+付帯設備の滞留水量)

目標濃度

B mg/L

使用次亜塩素酸ナトリウム

C%

条件:塩素消費量

ゼロ

計算式

次亜塩素酸ナトリウム投入量 = A × B × 希釈倍率 × (100 ÷ C ÷ 比重)

参考

水量1m³(=1000L)、 目標濃度 1mg/Lの場合

  • 1mg/L目標
  • 1mg/L × 1,000L = 1,000mg = 1g (有効塩素量)
  • 次亜塩素酸ナトリウム=濃度12% より、1g × 100 ÷ 12 = 8.33g
  • 次亜塩素酸ナトリウム濃度12%時の比重=1.2 より、体積 6.94mL

参考

「レジオネラ対策で10立方メートルの浴槽の塩素濃度を10mg/Lにするにはいったいどれだけ塩素をいれればよいのでしょうか」との質問がありました。

さて、上の質問における塩素投入量ですが、 10m³=10,000L 10mg/L目標 ですので必要塩素量(薬剤の量ではなく、有効分です)は、10mg/L × 10,000L = 100,000mg = 100g です。

ところで、投入薬剤は次亜塩素酸ナトリウムで濃度12%としますと、 100g × 100 ÷ 12 = 833.3g(694ml) です。

次亜塩素酸ナトリウム12%液は比重1.2ですので、体積では、694mLですね。

なお、水量は槽自体の容量だけでなくろ過器、配管内、その他の系統全体分が必要です。