注目テーマ|定量ポンプアクセサリー エアチャンバーに潜むリスク

エアチャンバーは、ダイヤフラムポンプの脈動を低減するための機器です。
エアチャンバーによる脈動低減は最も普及している方法ですが、メンテナンスをしないと問題が発生します。
※エアチャンバーの詳細は、注目テーマ「エアチャンバーについて」をご覧ください。

定期的にエア補給が必要

エアチャンバー内のエアは、時間が経つと移送液に溶け込んで徐々に減少しそのまま放置し続けると脈動が発生します。このため定期的なエア補給が必要になります。エア補給の時期は、エアチャンバー内の圧力によりエアがなくなる時間が変わるため一概に言えませんが、圧力計の針の振れが正常時の2倍程度になった時点が目安です。

エアチャンバーにエアがなくなると…

エアチャンバーのエアが少なくなると、配管が振動し液漏れを起こすことがあります。そのまま放置し続けると、配管中の圧力が上昇し、圧力に耐えられない所が破損します。また、エアチャンバー内のエアが圧縮されてエアチャンバーの耐久圧力以上になったときは、エアチャンバーが破損・破裂して、危険な液の飛散、エアチャンバーの破片の飛散などで人が傷害を負う可能性もあります。


リスク 1

脈動が配管の振動に変わり、脈動で配管から液漏れする恐れがある

 


リスク 2

チャンバー内部の圧力が上昇して、破裂・薬品飛散の危険がある

エアチャンバーのリスクを未然に防ぐ

タクミナの「スムーズフローポンプ」は、ダイヤフラムポンプでありながら独自の技術で脈動を抑えたため、エアチャンバーをつける必要がありません。そのため、エアチャンバーに潜むリスクを回避できます。