注目テーマ|その他 pH中和処理装置の分類と特徴

タクミナはポンプメーカーとして長年培った流体制御技術で、お客様のニーズに応じた最適なpH中和処理装置を設計・製作し、納入させていただいています。

pH中和処理装置は、処理できる量の大小以外に、処理の方式と中和剤の種類によって分類することができます。ここではその分類と特徴を整理してご紹介します。

中和方式による分類

インライン式

pH中和の処理をすべて配管内で行うタクミナ独自の方式です。中和槽・撹拌機が不要でコンパクトなシステム。大流量の処理に適しており、異物混入や臭気漏れなどの心配もありません。

メリット
  • 短時間で処理可能
  • 設置スペースが小さい
  • 完全密閉のため、臭気漏れ・異物混入を防止できる
  • 処理量が増えるほど、中和槽式と比べてコンパクトになる

中和槽式

中和槽に貯めた原水と薬品を撹拌機で混合する一般的な方式です。

メリット
  • 装置が安価
  • 排水が少ない場合に適している

中和剤による分類

CO2

炭酸ガス

過剰注入した場合も酸性側に傾くことがなく、万が一漏れても二次公害の危険性がない安全性の高い中和剤です。

メリット
  • 過剰注入しても極端にpHが低下しない
  • 腐食性ガスや有害物質が発生しない
  • 危険性が少なく二次公害がない

chemical

薬品

一般的にアルカリ性排水には硫酸、酸性排水には水酸化ナトリウムが使用されます。

メリット
  • 中和剤が安い
  • 酸性・アルカリ性両方の排水を処理できる

タクミナのpH中和処理装置ラインアップ

仕様等の詳細は製品紹介ページをご覧ください。pH中和処理装置

関連情報

pH制御の基礎を学べる技術コンテンツを公開しています。お時間のあるときにぜひご覧ください。

基礎講座 pH中和処理制御技術

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