基礎講座|pH中和処理制御技術 6-2. pH制御に必要な中和剤理論量の計算例

計算例

中和剤としては、塩酸、硫酸、水酸化ナトリウムを用いるものとします。

計算例1
原水流量Q=10(m3/Hr)、原水pH値:GpH=12、処理目標pH値SpH=7の場合、中和剤の種類およびその所要量をもとめよ。中和剤の濃度は10%とする。
解答例
条件1:GpH>SpHより、中和剤は塩酸または硫酸である。
条件2:GpH≧7、SpH≧7より(2)式へ各値を代入する。

計算例2
原水流量Q=50(m3/Hr)、原水pH値:GpH=3、処理目標pH値SpH=7の場合、中和剤の種類およびその所要量を求めよ。中和剤の濃度は20%とする。
解答例
条件1:GpH<SpHより、中和剤は水酸化ナトリウムである。
条件2:GpH<7、SpH≧7より(6)式へ各値を代入する。

計算例3
原水流量Q=80(m3/Hr)、原水pH値:GpH=12、処理目標pH値SpH=2の場合、25%塩酸はいくら必要か。
解答例
条件1:中和剤は塩酸である。
条件2:GpH≧7、SpH<7より(3)式へ各値を代入する。

計算例4
原水流量Q=100(m3/Hr)、原水pH値:GpH=3、処理目標pH値SpH=5の場合、20%NaOHはいくら必要か。
解答例
条件1:中和剤はNaOHである。
条件2:GpH<7、SpH<7より(7)式へ各値を代入する。